ガーデニング始める前に要チェック!

グランドカバーを使ったガーデニング

グランドカバープランツとは文字通り地面を這う植物のことで、地被植物とも呼ばれています。 一方、壁面やフェンスを這う植物も総称してグランドカバーと呼ばれています。

花の根元部分や木の根元にグランドカバーの植物を植えることで雑草の予防にもなりますし、花木をより引き立たせる効果もあります。それとは逆に、グランドカバーで花壇を被い尽くすことでも美しく魅せられます。グランドカバーを使ってガーデニングをすると、あなたの庭もより華やかなものになるでしょう。

和風庭園などで良く目するタマリュウは、耐暑性もあり育てやすいですし、年中濃い緑色をした植物でグランドカバーです。

芝生は、皆さんがガーデニングで使用するグランドカバーと言えば、まず思い浮かべる植物なのではないでしょうか。芝生には日本芝と西洋芝があり、年中緑色をしている西洋芝はガーデニングファンの中でもとても人気があります。

ただ、芝生の密度が弱いので、高温多湿の日本の気候にはあまり適さないようです。日本芝は野芝と高麗芝という種類があります。高麗芝が庭のグランドカバーで使われる一般的なものです。日本芝は横にどんどん伸びて行く性質ですので、グランドカバーの役割をしっかり果たします。

モッコウ薔薇は薔薇科なのに棘がありません。つる科なのでアーチやフェンスを這わすのに最適なグランドカバーです。3センチ程度の八重咲の花で、白と黄色の花種があります。丈夫な性質ですが、アブラムシ等の害虫が付きやすいので、沢山の花を咲かせるためには定期的な剪定や薬剤散布をすることが大切です。

また、挿し木が可能なので、株を増やしていくことも出来るそうです。ナイロン等で乾かないようにカバーをして梅雨時に日陰で挿し木をし、着くまでおいておきましょう。

ローズマリーは常緑性低木でシソ科の植物で、匍匐性と立性に分かれます。ハーブとして肉料理に使われているのは皆さんご存知だと思います。鶏肉の香り付けに最適です。また、健康面でも正常な細胞がガン化するのを防いだり、記憶力の低下を防いだり、するとも言われているそうです。

枝先が木質化する前に剪定するのがローズマリーの管理法です。切ったものは料理に使いましょう。ガーデニングに使う植物が、料理にも使えるというのはお得感があって、主婦の方にはいいのではないでしょうか。